DPCとは、Diagnosis(診断)、Procedure(手技)、Combination(組合せ)の略で、入院治療の中心となった病名と治療内容によって決定される「診断群分類」ごとの1日あたりの定額点数(包括部分)に、手術・麻酔・放射線治療・リハビリテーション等の出来高部分点数を合算して入院料を算定する方法です。
DPC制度は単なる支払方式の変更だけでなく、良質で効率的・効果的な医療の提供及び医療の透明化を図るために導入された制度です。平成15年度に特定機能病院において試験的に導入され、平成29年4月時点では全国で1,664の医療機関が採用しています。
これまでは、個々の治療行為の料金を積み上げて合計する方式(出来高払方式)でした。DPC方式では、包括部分(治療内容・回数・量に関係しない定額部分)と出来高部分とを合計して入院医療費を算定します。
当該入院期間に主として治療を行った病名を基本として、手術・処置及び副傷病(合併症等)の有無により分類される区分です。病状や治療内容により、1入院につき一つの診断群分類を決定します。
DPC制度における入院医療費は、次の計算式により算出します。なお、「係数」は、医療機関ごとに厚生労働省により定められています。
本館病棟に入院される方が対象になります(緩和ケア病棟に入院される方は対象外です。)。ただし、次に該当する方はDPC制度対象外となり、これまでどおり出来高払で入院料をお支払いいただきます。
ご不明な点等ございましたら、1階会計窓口までお問い合わせください。
当院本館病棟の入院医療費の算定方法が、平成28年4月1日以降に入院された方より「DPC(診断群分類による包括評価)制度」へと変わりました。新制度へのご理解とご協力をお願いします。