ブラック・ジャックセミナー｜群馬県立がんセンター Gunma Prefectural Cancer Center

ブラック・ジャックセミナーを開催しました

群馬県立がんセンターでは「将来の医師を育てる」ことを目標に、高校生を対象とする職業体験「ブラック・ジャックセミナー」を例年開催しております。

2023年度は高校生定員20名に対し100名ものご応募（群馬53・栃木15・埼玉22・他10名）をいただきました。約半日、現職手術室スタッフがマンツーマンでサポートさせていただきながら、手術に関するさまざまなアクティビティーを体験することができます。

2023年7月29日開催当日の様子をここでご報告させていただき、2024年度ブラック・ジャックセミナーへの参加をご検討いただけますと幸いです。スタッフ一同、みなさまのご参加を心よりお待ち申し上げております。

＊なお2024年度の募集要項は現在準備中です。

どんな体験ができますか

一人でも多くの子供達に、実際の手術室でしかできない体験ができるよう、手術にまつわるさまざまなアクティビティを用意しました。

1.手術室に入ってみよう

清潔に手を洗って、滅菌されたガウンを着用するテクニックを体験します。
実際に使われる道具を使い、現職スタッフがマンツーマンでサポートします。

2.縫合してみよう

シュミレーターに糸のついた針をかけて、手を使って糸を結びます。
手術の基礎テクニックである糸結びを現役の外科医が指導し体験してもらいます。
実際に使われる縫合針と絹糸を用いた模擬訓練で、日常的に外科医も練習します。
いかなる状況でも優しく正しく糸を結ぶことができるでしょうか。

3.腹腔鏡の手術を擬似体験

腹腔鏡手術をシミュレーションしてみましょう。
トレーニングボックスに長い鉗子を差し込んで、ボックスのなかのおもちゃを移動させたり、積み上げたりする訓練を体験しました。
モニター越しの精密な操作には、どのような修練が必要でしょうか。

4.顕微鏡を使って縫合してみよう

小さな血管を縫合するシミュレーションします。
小さな目標に小さな器械で狙い通りに針を進め、細い糸を正確に結ぶことができるでしょうか。

5.最新の医療機器を使ってみよう

洗練された最先端の医療機器を模擬体験しましょう。
自動縫合機を使って模型の臓器を縫合・吻合しました。

参加者の声

ご参加いただいた皆さまからの感想をご紹介いたします。

病院の皆さんの雰囲気が明るく、楽しかったです
ただ話を聞くだけでなく実際に色々と体験することができて、とても楽しかったし、外科医の魅力的なとこもたくさん知れて良かったです。
手術縫合体験が難しかったです。いとも簡単に縫合している医師の方々、すごいなと思いました。
腹腔鏡下手術トレーニングが楽しかったです。
医師の方からアドバイスをもらえたことが良かった。
病院の皆さんの雰囲気が明るく、楽しかったです。

当セミナーをきっかけに医療への関心を高め、将来の活躍に繋がることを祈念いたします。

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