1.家族性腫瘍・遺伝性腫瘍や遺伝子検査について、情報提供や相談の窓口として開設しています。
2.遺伝に関しての知識を有する医師や認定遺伝カウンセラー®が時間をかけて、来談された方に対応します。通常診療よりもじっくりお話をすることに重きを置いています。
3.遺伝性腫瘍を発症しやすい体質であることが判明した場合には、好ましい対応を提案し、対策について相談します。必要に応じて各診療科への紹介をします。
4.病気になってから遺伝性であることが判明した方だけでなく、その方の血縁者でまだ病気になっていない方に対しての対応も可能です。
遺伝性乳癌卵巣癌 (若年乳癌、両側乳癌、トリプルネガティブ乳癌、男性乳癌、卵巣癌、卵管癌、腹膜癌、膵癌、前立腺癌などが関連腫瘍です)。これは条件次第では通常診療の一環として保険診療下で検査が行われます。また、病気になる前の臓器の切除(リスク低減手術)(乳房切除、卵巣卵管切除、卵巣卵管子宮切除)についても、保険診療下で可能な症例には保険診療下で手術が可能です。保険診療に合致しない方へは、自由診療での手術も可能となっています。
リンチ症候群 (若年の大腸癌、子宮体癌、腎盂尿管の癌、小腸癌、胃癌、胆道警の癌、膵癌などが関連腫瘍です)。ペムブロリズマブ(キイトルーダ)の薬剤適応性を調べる検査で、この遺伝性腫瘍が疑われると判明することもあります。がんになる前の臓器摘出はできませんが、早期発見のためのプログラムを提示することができます。
リ・フラウメニ症候群 (閉経前の乳癌、肉腫、副腎癌、その他多種多様の悪性疾患が関連腫瘍です)。乳房に関しては、自由診療で、リスク低減乳房切除が可能な体制を取っています。
PTEN過誤腫症候群 (若年乳癌、甲状腺癌、子宮体癌、皮膚の良性腫瘍などが関連腫瘍です)。乳房に関しては、自由診療で、リスク低減乳房切除が可能な体制を取っています。
これら以外にも、遺伝?と気になるような方はお気軽にお尋ねください。
遺伝カウンセリング担当医師
柳田 康弘
宮本 健志(臨床遺伝専門医、遺伝性腫瘍専門医、遺伝性腫瘍コーディネーター)
認定遺伝カウンセラー®
佐藤 響子
宮本 健志