血液内科を受診される患者さんの訴えはリンパ節の腫大、肝臓・脾臓の腫大、腫瘤の出現など、貧血症状(顔色が蒼い、労作時の動悸、息切れなど)、出血症状(出血斑や血の止まりが悪いなど)や白血球の数の異常が中心で、大部分が紹介患者さんです。最近は、自覚症状はないのですが健康診断で異常が発見されて受診される患者さんも多くなりました。また、入院される患者さんは群馬県東部、埼玉県北部と栃木県南部在住の方が中心です。
当科へ入院される年間延べ患者数は約700人で、常時60人前後の患者さんが入院しています。患者さんの主な病気は急性および慢性の白血病、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器腫瘍および化学療法感受性の固形腫瘍が全体の90%を占めます。外来だけで診断治療される患者さんもおりますが、大部分の患者さんは入院を経験されます。一般に入院予約から入院までの期間は2週間前後かかります。当センターに空きベッドがない場合は他院へ紹介しています。
急性白血病も含め、病気については診断と治療に伴う作用と副作用の観察が中心となりますので1~2ヶ月の入院期間となります。急性および慢性の白血病や悪性リンパ腫・多発性骨髄腫の診断と治療は標準的なガイドラインに沿って実地医療として施行しております。放射線科、頭頸科や外科など各科にわたる疾患については迅速に対応して診断を決め、集学的治療を行っています。
疾患等 | 症例数 | 備考 | |
---|---|---|---|
悪性リンパ腫 | 134 | 令和3年度 以下同じ | |
急性白血病 | 15 | ||
多発性骨髄腫 | 6 | ||
慢性骨髄性白血病 | 17 | ||
骨髄異形成症候群 | 17 | ||
移植症例 | 自家末梢血管細胞移植 | 4 | |
同種移植 | 0 |
職・氏名 | 卒業年次・大学 専門領域 | 資格等 |
---|---|---|
| 昭和63年 血液内科 | 日本血液学会指導医・血液専門医 日本内科学会指導医・認定医 |
| 平成4年 血液内科 | 日本内科学会指導医・認定医 日本血液学会血液専門医 日本輸血細胞治療学会認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 インフェクションコントロールドクター(ICD) |
| 平成2年 血液内科 | 日本内科学会認定医 日本医師会認定産業医 日本血液学会血液専門医・指導医 |
部長 齋藤 慧 |
血液内科 | 日本内科学会総合内科総合内科専門医 日本血液学会血液専門医・指導医 日本造血・免疫細胞療法学会認定医 |
血液内科
午後新患
村田 直哉
齋藤 慧
血液内科
午後新患
村田 直哉
血液内科
午前新患